皆さんこんにちは!
自己探求ナビ EUDAiMONiAの晃平です。
今回は僕が自己探求に本気で取り組むきっかけとなったエピソードをお話したいと思います。ちょっとセンシティブな話題なので、普段行っている瞑想の映像に文字を乗せてお届けいたします。
他の動画なんかではチラッと話してますが、僕はバツイチです。
前妻のAさんは同い年の人で、高校3年生のときから付き合って、25歳のときに一度結婚しました。別れた期間も一瞬あったけど、元鞘に戻った関係で、お互いのこともよくわかってる感じでした。
Aさんは複雑な家庭環境で育ったためか、あまり自己主張するタイプではなく、上手く周りに自分をあわせて平穏無事な関係を好む、そんな人でした。
当時の僕はそんなAさんを不憫に思い、「この人を守ってあげたい。自分が幸せにしてあげなきゃ!」と強く感じていました。
Aさんとの結婚生活はほんとうに平穏そのものでした。些細な喧嘩すらもなく、お互いに昔から知っているし、本当にわかりあえていると信じていました。
ただ、たったひとつだけ、心配事があって
それはAさんの会社は残業が多く、帰宅が深夜に及ぶことがほとんどだったことでした。
Aさんは仕事から疲弊して帰ってきて、さっと食事をして寝る、という生活が続いていて、土日も疲れて休んでいました。
そんな環境のなか、Aさんとはあまりこれといった会話もなく、
「もっと夫婦らしく2人の時間を過ごしたい」と常々寂しく思っていました。
だからこそ、「自分が頑張って、早くAさんが会社を辞めていい状態にするんだ!」という気持ちで、自分も仕事を頑張ることができていたのかもしれません。
税理士として独立したばかりで収入が少ないなか、がむしゃらに仕事に取り組んだことを懐かしく感じます。
変なコンサルに大金を払ったり、泥臭く飛び込み営業をしてみたり、いろいろな勧誘にあったり、ほんとうに紆余曲折あった数年間を過ごしました。
そしてついに。仕事の努力が実を結び、結婚3年目にマイホームを購入することができました。Aさんに楽をさせられると、とても誇らしい気持ちでした。
「責任ある仕事だからやめられない、自分が仕事を頑張らなくては。」と疲弊していたAさんに、「もうそんなに働かなくていいんだよ。会社をやめて、僕の仕事を支えていってくれたら嬉しい。」と、伝え、
憧れのマイホームへの引っ越しと同時に、Aさんは会社を辞めることを決めてくれたのです。
「これでやっとAさんを残業地獄から救うことができた!」
と自信と喜びに溢れていたその1ヶ月後、ほんとうに衝撃の事件が起きました。
マイホームで過ごしていたある日の昼下がり。
テーブルに置いてあったAさんのスマホにふと目が向いた瞬間、
1件のメール受信通知が表示されました。
「この間は楽しかったね。次はいつ会えるかな?」
見えたのは一瞬だけでしたが、その異質な文面ははっきりと目に焼き付いてました。
「妙に親密そうなメール…。一体誰と?」
当時は芸能人の不倫ニュースが真っ盛りだった時期で、嫌な予感が脳裏をよぎりました。が、まさかAさんに限ってそんなことがあるはずはない・・・
「スマホ覗いて確認しちゃおうか?でも暗証番号わからないし…」
悶々とした気持ちのまま夜を迎え、全く落ち着く気配のない頭に一つのアイデアが浮かびます。
「Aさんのスマホの名義は僕になってるから、設定を変えれば自分のスマホでもメールが見れるんじゃないか?」
そんなことをしてはいけない、と思いつつ、この疑念をどうしても晴らしたい、という気持ちが勝ち、ついにAさんのメールを自分のスマホに同期して真実を確かめてみることにしました。
メールの相手はAさんの職場の上司。
内容は確実に“黒”とわかるものでした。
全身を流れる血が一気に冷たくなるのを感じました。
鼓動が早くなり、息が詰まり、
さまざまな思いが頭のなかに押し寄せました。
「どういうこと?寄りによって自分の奥さんが?」
「残業は嘘だったんだ」
「僕はなんのために仕事を頑張っていたんだ?」
「こんなに頻繁に上司と会っていたなんて」
「この秘密を知った自分は一体どうすればいいの?」
その日から3日間、神経が高ぶって全く眠ることができませんでした。
あれこれ頭の中に浮かんでくることを、打ち消そうとしても、解決しようとしても、まったく糸口が見えず、ただただパニックになっている自分がいました。
ただ、ひとつ、不思議なことに
Aさんへの怒りは全くありませんでした。
「この秘密に僕が気づいたことをAさんが知ったら、きっと傷つくだろう」
と、Aさんのことを心配する自分がいたのです。
今思えば、傷ついている自分よりも、Aさんを傷つける心配をしているなんて、まったくおかしな話ですが、その時の自分にとっては、意識するまでもなく自然なことでした。
「Aさんが傷つかないようにしなくては」ということは、自分のなかで絶対でした。
Aさんに知られないようにこのことを解決しようと思った僕は、
Aさんに内緒で上司の方に連絡をとり、「自分の奥さんに手を出すのはやめてくれ」と伝えることにしました。
上司のほうから自然と引いてくれれば、それで解決だと思ったのです。
しかしここでも、衝撃的な展開が待っていました。
実は上司にも奥さんがいて、ダブル不倫だったのです。さらにAさんとの不倫は、過去にも奥さんに発覚していました。
発覚も1度ではなく、何度も。
何度目かの不倫発覚の時、Aさんは念書を書かされていました。
「次に不倫が発覚した時には、慰謝料数百万払います」
僕はその念書をみた時、また一段と心が冷えていくのを感じました。
「こんな念書を書かされてもなお会い続けるなんて」
「上司は僕よりも大切な存在なのか?」
「こんなに慰謝料を払ったら、Aさんのために頑張って買ったマイホームはどうなるのだろう」
結局念書を書いていたこともあり、Aさんに知らせずにいることはできませんでした。
裁判をする、しない、慰謝料を払う、払わないと、
上司、上司の奥さん、Aさんを含めた4者間の大騒動に発展したこの事件は、弁護士を介して、なんと半年近くもかけて、やっと和解を成立させることができました。
Aさんと上司との関係は結婚前からでした。
Aさんは
「上司に逆らうことができず、嫌々関係を続けていた」
と言い
「僕との関係をやり直したい」
と泣きながら訴えました。
僕は怒るよりも、なんとAさんに同情していました。
「Aさんの苦しみも理解できるし、自分が許せば丸く収まるんだ。前向きに生きよう。」
もともと喧嘩が嫌いだった僕は、言い争うよりも、これから仲良く生きるほうがずっといいと思い、Aさんを許すことを選択しました。
もちろん、頭では許すことにしたものの、心の整理は全く追いついていませんでした。
そしてこの時期くらいから、ちょうど瞑想を始めていました。
当時、スピリチュアルのことはまだ学びたてで、瞑想を日課にしてみようと実践している程度でした。
混乱状態で、不安定だった気持ちの整理のために瞑想状態になり、心の動きや浮かび上がる考えを、よく観察していたことを思い出します。
「Aさんは何故僕に相談してくれなかったんだろう?」
「僕がAさんを守りたいと思うのは何故なんだろう?」
「僕はそもそも何でAさんと結婚したんだっけ?」
自分の心に「何故?何故?」と問いかけ続けても最初のうちは答えは出ず、
「相談してもらえなかったのは僕が悪かったからだ」
「僕がAさんを守りたいと思うのは、Aさんの家庭環境をみてそうせざるを得なかったからだ」
「僕はAさんが好きで結婚したはずだ」
と頭で考えた答えだけがループしていました。
しかし瞑想を何度も、何度も続けた結果、
ある日一つの結論にたどり着きました。
「僕はAさんのことを女性としてではなく、守らなきゃならない弱い存在として見てたんだ!」
「僕は、僕自身に価値がないから、誰かの役に立たなくてはいけないと囚われていたんだ!」
これに気づいたとき、全ての点と点が線で結ばれた感じがしました。
僕は、ほんとうの意味でAさんのことを信頼していなかったんだ。
頼ったら壊れてしまいそうな関係だったから。
守るべき存在と思っているから、自分に弱いところがあってはならない。
だから自分の気持ちよりもAさんの負担のことを優先する。
でも。Aさんの役に立っていると思うと自分の心も安定する・・・。
「複雑な家庭環境からAさんを救ってあげたい!」
「Aさんを残業地獄から救ってあげたい!」
全て自分のエゴだったんだ。
Aさんにお願いされたわけでもないのに、Aさんを弱い存在と決めつけ、自立を阻害しているのは僕自身じゃないか。
逆説的ですが、Aさんを許せたということも
Aさんを一人の女性として見てないからだと
自分の中で、急に腹落ちした感覚がありました。
今でこそそうだとわかりますが、
この事件は他でもない、自分自身が引き寄せたものだったのです。
Aさんが女性としてみてほしいという気持ちを、外の関係で満たそうとするのは当然でした。
僕が自己探求に本気で取り組むきっかけとなったエピソードは、こんな感じです。
この話は人から見たらどん底エピソードかもしれません。
でもこの体験があったからこそ、自分が囚われているものを知ることができました。
このおかげで、自分自身をより深く理解することができ、感謝しています。
当時は心も身体も苦しかったけれど、振り返ると本当にいい体験でした。
僕の体験談は以上です。
こんな体験でも、皆さんの何かの参考になりましたら幸いです。
ご視聴ありがとうございました。
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